言語を楽しもう!“АБВГ-Day”
11月12日(水)、ロシア語学習促進と発表の場としての言語まつり“АБВГ-Day(アー・ベー・ヴェー・ゲー・デー)”を開催しました。
函館校の学生のほかに留学中のロシア人学生4名が参加し、学年や国籍を越えて日ごろの学習の成果を競い合いました。
はじめにイリイン校長から「自信を持って発表にのぞんでください。」とあいさつがありました。
第1部の個人発表部門の前に、発表順を決めるくじ引きが行われ、学生は皆その時点からドキドキです。各自の発表は3~5分ほどの発表です。日本人学生はロシア語による詩の暗唱やスクリーンを使っての分かりやすい自作のスピーチ、一人芝居、絵本の読み聞かせなど、どの発表も工夫を凝らしたものでした。ロシア人留学生は、俳句の暗唱や歌やスピーチなどを流暢な日本語で発表しました。
第2部のチーム対抗部門では、日ロ混合3チームで言語に関するクイズを行いました。クイズの形式は3択問題のものと、チームメイト5人でひとつの答えを導く5文字クイズ(1人1文字答え、その回答をつなげて答えにする)で行いました。5文字クイズでは、1人が間違えると正解にならず珍解答が多発!笑いながらも、この言葉はこういう意味だよと学生同士で教えあい、それもまた学習のひとつになっていました。
さて厳正なる審査の結果、個人賞3位までと最優秀留学生賞、チーム対抗部門では最も得点が高かったチームに賞が贈られました。1~3位入賞者には賞状と、副賞の灯油券が、留学生にはギフト券と日本語の図書が贈られました。
個人賞第1位に輝いたのは、ロシア地域学科1年の大平さん。自作の劇作品で一人芝居を行い、感情たっぷりにロシア語で見事演じ切りました。第2位はロシア語科2年岡安さん。「ウラジオストク要塞の大砲」という題でスクリーンを使い、写真を交えて発表しました。第3位には、身振り手振りを使い、やさしい口調で語りかける絵本「3本の木」の読み聞かせを行ったロシア地域学科4年の河瀬さんの発表が選ばれました。
留学生賞は、「夢想の魅惑」という題で、夢は生きる力になると熱く発表したネケシェワさんが受賞しました。
また、在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所長賞には「古のポストカード」という題で発表を行ったロシア地域学科1年の金子さんに贈られました。
結果は以下のとおりです。
第1位 ロシア地域学科1年 大平さん
一人芝居「誰も…」 (作:準色大平)
第2位 ロシア語科2年 岡安さん
研究発表「ウラジオストク要塞の大砲」
第3位 ロシア地域学科4年 河瀬さん
読み聞かせ「3本の木」 (「世界の民話」より)
最優秀留学生賞
極東連邦総合大学日本学科3年 ネケシェワさん
発表「夢想の魅惑」
在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所長賞
ロシア地域学科1年 金子さん
発表「古(いにしえ)のポストカード」