旅立ちの春、卒業式
3月18日(水)、令和元年度卒業証書授与式が執り行われました。今年度は、ロシア語科第25期生6名とロシア地域学科第23期生3名の計9名が函館校を卒業しました。
まず初めに卒業証書授与があり、次に特別賞の授与が行われました(本年度、成績優秀者として学生に贈られた特別賞受賞者は以下のとおりです)。
<令和元年度特別賞受賞者>
「校長賞」 ロシア語科 阿部 眞澄
「函館市長賞」 ロシア語科 大場 圭吾
「北海道私立専修学校各種学校連合会理事長賞」 ロシア地域学科 山之内 アナスタシア
「学生活動賞」 ロシア語科 中谷 嶺
イリイン・セルゲイ校長の式辞では卒業生へのはなむけの言葉を述べ、続く来賓挨拶では、函館市長の祝辞(代読)、そして在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所長のソコロフ・ボリス領事から祝福の言葉を頂戴しました。
送辞では在校生を代表し、ロシア地域学科2年の小池凜さんが日本語で、ロシア地域学科3年の和田将英さんはロシア語で、ロシアまつり、言語まつりАБВГ-Day(アー・ベー・ヴェー・ゲー・デイ)やウラジオストク本学での留学実習を共にした思い出や困難をすべて乗り越え、本日晴れて卒業を迎えることを祝福しました。
答辞では、卒業生を代表し、ロシア語科の大場圭吾さんがロシア語で、ロシア地域学科山之内アナスタシアさんが日本語で、ロシア語に苦戦した日々の思い出、共に学ぶ学生の助けが、日々難易度を増していくロシア語の授業での大きな支えになったこと。ウラジオストク留学では知識や体験だけでなく、自主性や能動的に行動することの大切さも学ぶことができ、この経験をこれからの生活や仕事の中で活かしていきたい、と述べました。そして最後はすべての学校関係者への感謝の気持ちで結びました(卒業生による学校生活の思い出は、学報4月号でご覧ください)。
新型コロナウイルスの影響を受け、卒業式は実施するものの式典自体を短縮するために、例年ご案内を差し上げている方々へのご案内も控えさせていただき、さらに式典の内容も簡略化せざるを得ませんでした。
また、例年であれば、卒業式終了後に学生自治会主催の卒業パーティーを催しているのですが、今年は中止しました。そのため、函館校の伝統儀式である、教授陣による恒例の「新社会人イニシエーション」も、学生生活やウラジオストク留学の様子をまとめたスライドショーや本校合唱サークル「コール八幡坂」による歌もありませんでしたが、在校生が作った 在学中の写真や在校生教職員全員のメッセージを集めた色紙が卒業生に手渡されました。
卒業生は、明日からそれぞれの道を歩んでいきます。この学校での学びや経験が、みなさんのこれからの人生に役立つ力となることをお祈りします。そして、成長した姿を見せに函館校に立ち寄ってください。