2022ロシアまつりを開催しました
2月11日(金・祝)、2022はこだてロシアまつりを開催しました。24回目となる今年は「ロシアン寅ディショナル」をテーマに、学生教職員はトラのデザインのTシャツを着て、お客様をお迎えしました。
今年は当初、ロシアカフェとキオスクも実施の予定で進めていましたが、函館でもオミクロンによるコロナ感染者が高止まりの状況のため、その二つはやむなく中止とし、コール八幡坂とマースレニッツァのみ、この二つのトラディショナルを守って行いました。
お天気に恵まれ、真っ青な空の下、関口颯実行委員長の開会宣言の後、冬の女神「モレーナ(体長約2mの藁人形)」を囲んでコール八幡坂による輪舞が披露されました。学生と教員あわせて15名が2列に向かい合って踊り始め、大きな一つの輪になったり、3人一組になって回転するなど、フォーメーションを組んだダンスを披露しました。卒業生も飛び入り参加し、途中、ロシア地域学科1年の佐藤宏夢さんが、ソロパートを踊ると、手拍子も一段と大きくなり、盛り上がりました。
続いてデルカーチ・フョードル副校長が春の神「ヤリロ」に扮して登場し、マースレニッツァのいわれについて詳しく解説しました。その後コール八幡坂が«Во ку ,во кузнице»などマースレニッツァにちなんだ歌を3曲合唱しました。
最後は冬の象徴、モレーナを燃やして春を呼ぶクライマックスです。モレーナの白いエプロンに書かれた「冬」の文字に、ロシア地域学科1年 中村ヒューバー海さんが糸へんを書き足し、冬は“終”わり。火をつけられたモレーナは、もくもくと白い煙を上げて爆竹の音を立てながら、あっという間に燃え尽きました。
今年も昨年に引き続き、疫病退散の意味も込めて、みんなで春の到来を喜びました。寒い中、屋外のみのインベトとなりましたが、多くのお客様にお越しいただき、学生たちも生き生きとまつりを楽しむことができました。みなさまにも、明るい春がやってきますように。