極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
函館から、ウラジオストクから、様々な書き手がお届けします。

オホーツクの恵みたっぷり塩サイダー

 ロシアまつりでは2008年から「北海道しらかばラムネ」を販売しています。コアップ・ガラナで有名な株式会社小原さんで製造しているこのラムネは、函館市内でもあまり見かけないレア商品なのです。
 ところが、去年のまつりでは売ることができませんでした。製造元によると、「ラムネは作れる、瓶もあるけれど、ふたがない」という理由でした。なんと、しらかばラムネのふたは東北地方の工場で作る特注品で、その工場が東日本大震災で被災したため、ふたが作れないという理由だったのです。ここにも震災の影響があるのだなあ、と驚いた去年でした。お客様にも「しらかばラムネ、ないの?毎年楽しみにしているのに」と言われ、ごめんなさいと頭を下げたのでした。
 うれしいことに今年は無事しらかばラムネが復活し、ロシアまつりでも販売できるようになりました!
 さらに今年は、同じ株式会社小原さんで作っている「オホーツクの恵みたっぷり塩サイダー」も売れることになりました。原材料は宗谷の塩100%、水は知床らうす海洋深層水30%と道南の名峰横津岳の伏流水70%を使用。水分・塩分・ミネラルを一度に補給できる、夏にぴったりの飲み物です。試飲してみましたが、塩辛いというのではなく、後味にほんのり塩気を感じるおいしさです。
 今年のまつりテーマ「森のロシア、海の日本」にぴったりのこの2本、キンキンに冷やしてみなさまのお越しをお待ちしております。どうぞお試しください。