極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
函館から、ウラジオストクから、様々な書き手がお届けします。

真夏の大沼キャンプ

 8月某日、毎年恒例となった教職員親睦のキャンプを行いました。よく「北海道は梅雨がない」と言いますが、函館は少し違います。青森が梅雨明けするまでは、どんより梅雨寒の日が続きます。
 
 この日は梅雨も明け、よく晴れた暑い一日でした。場所は函館近郊、大沼にある別荘地です。まるでロシアのダーチャのように緑がいっぱいで、涼しげな木陰に食卓をセットしました。
 
 キャベツと卵のピローク(ロシアのパイ)やトマトとキュウリのピクルス、アプリコットとくるみのサラダ、アゼルバイジャンのワインなどがテーブルいっぱいに並びます。
 
 そして、キャンプにシャシリク(шашлык=串焼肉)は欠かせません。レシピは人それぞれですが、今回は豚肉をパイナップルと一緒に漬け込んでいます。そうするとお肉がやわらかくなるのだそうです。
 
 湖でカヌーを漕いだり、ハンモックで休んだり、お散歩したり、思い思いの時間を過ごします。
 
 
  翌朝は獲れたてのビーツで作ったスベコーリニク(冷製ボルシチ)。温かいボルシチとは作り方も違います。具は刻んだ生のトマト、玉ねぎ、セロリ、キュウリ、チキン、ゆで卵など。サワークリームを混ぜていただきます。夏にしか味わえない、サラダのような、特別なボルシチです。