極東の窓

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ロシアの記念碑を見て、ロシアの文化を勉強しましょう

一般向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」の今年度第2回目の講話内容です。
テーマ:「ロシアの記念碑を見て、ロシアの文化を勉強しましょう」
講 師:イリイン・ロマン(准教授)
 今回は、イリイン・ロマン准教授が、「ロシアの記念碑を見て、ロシアの文化を勉強しましょう」というタイトルのとおり、ロシア国内にある石像や銅像などの記念碑に焦点を当て、写真や映像を見せながらお話ししました。
 
 例えば、ロシアで使われているキリル文字の「Ё」とだけ書かれた記念碑(ウリヤノフスク市)があるのですが、これは文字としては比較的新しい文字で、使用頻度が低く、もっと注目してあげましょうという意味で作られたそうです。
 もう一つ例をあげると、天使が浣腸を抱えた像(スタヴロポリ地方)があるのですが、これは療養所の前に設置されており、昔ながらの治療法を讃えている像です。
 ほかにも、電柱の像や水道管の像、寓話を元にしたカラスとキツネの像など、一風変わった、一見何のための記念碑なのか分からないものを今回は紹介しました。
 ちなみに2020年夏にモスクワに新しくできた像は、配達人の像だそうです。これはこの新型コロナウイルスで外出禁止になった時、活躍してくれた感謝の気持ちから作られたそうです。
 今は渡航できませんが、ロシアを訪れた際、街の中にある記念碑に注目するのも楽しいかもしれませんね。