クレムリンに届け、メッセージ!
5ヵ月後に迫った北海道洞爺湖サミットに向けて、各国の首脳をお迎えする気運が全道的に高まってまいりました。7月7~9日の3日間、世界が北海道に注目します。
G8首脳が集結する本会議は洞爺湖町で行われますが、その前後「わが町に各国首脳を招いて交流し、世界との絆を強く結ぼう!」と、道内各自治体の招致合戦も熱を帯びてきました。それはわが町を世界に発信する絶好のチャンスでもあります。
函館市は当然ロシアの首脳を招致したいと活動を始めています。函館には日本初のロシア領事館が置かれ、函館ハリストス正教会から日本のロシア正教布教が始まったこと、過去にはロシア正教会アレクシーⅡ世総主教や歴代ロシア大使が訪れた実績があること、そしてもちろん、ロシア国立大学の日本で唯一の分校である本校があることなどをアピールし、招致を勧めています。
そんな中、北海道放送 HBCテレビの情報番組「Hana*テレビ」が招致に取り組む全道の自治体について特集を組みました。函館校も取材を受け、テレビではイリイン校長がインタビューに応えるとともに学生たちがロシア語で熱いメッセージを呼びかけました。
“Дорогие друзья, Мы ждём вас в Хакодатэ!
(親愛なるみなさん、私たちは函館で待っています)”
この特集の放送が夕方6時台のニュースの中だったこともあり、視聴者からの多くの反響がありました。
ライバルは根室市と白老町。いずれもロシアとの交流の歴史などを打ち出し、呼び込みをしていますが、函館市は勝てるでしょうか?
2000年の九州・沖縄サミットではプーチン大統領が具志川市(現うるま市)を訪問、得意の柔道を披露する様子が報道され、強く印象に残りましたが、今回函館市にはどなたがいらっしゃるか、今から楽しみです。