極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
函館から、ウラジオストクから、様々な書き手がお届けします。

世界は広い

 私がこの学校に入学した時、人数の少なさに驚きました。しかし今、この学校はマンモス校とは違い、みんなと仲良くなれて、みんなの名前を覚えられて、みんなが力を合わせられる。「団結力」ではどこの学校にも負けないとても楽しい学校、素晴らしい学校だと思います。
 そんな環境で学ぶロシア語は、いわゆるサボリ、手抜きが一切できないので、だらけ者の私にとっては苦しくもありましたが、しっかりとロシアについての全分野を学ぶことができました。
 私は身につけたロシア語をビジネスで使うことが理想ではありますが、まず何よりも私がしたいことは(してきたことでもありますが)、たくさん友達を増やしたいです。実際、私が2度のロシア留学で経験したことですが、言葉を覚えれば覚えるほど新しい言葉を使いたくなり、友達がどんどん増えて行くのが実感できました。そのような面で見ると私達の学校は、マンモス校へ行くよりもはるかに友達は作ることができて、はるかにじっくり勉強できるという、学生にとっては最高の環境であります。
 ロシアで出会った友達はいつになってもどこかで元気にしているようないいやつばかりで、世界中から集まった仲間達は今も世界を相手に頑張っているのです。あんな小さなウラジオストクの町で、あんなにいい人達と出会えて幸せです。
 この学校で私は大きな意味で世界の広さを教えられました。この4年間は人生のゴールデンウィークと思えるくらい本当に楽しかったです。ロシアが大好きになれました。
 頑張れ日本!そして力を貸してくれたロシア!ありがとう。

ロシア極東連邦総合大学函館校 ロシア地域学科卒 小柳 卓也