元気娘のウラジオ便り お誕生日編その2
とうとう25歳になりました!!なぜか今でも歳を聞かれると「18歳」って言葉が口から飛び出るわけですが、7つもさばを読んだらさすがにばればれ。そろそろ大人の女を目指すことにしましょう。
前回に引き続きお誕生日編ですが、今回は私の誕生日の過ごし方をご紹介いたします。
まず最初に、今回の誕生日、全くお祝いするような気持ちにならないほど毎日引きこもりで国家試験準備と論文に明け暮れておりました。ジェーニャに「お誕生日呼んでね」と言われて、かなり苦痛だったのは他にも大学のクラスメートから前々に「25歳なんだから特別派手にやらなきゃ!もう人生の半分来たんだよ!」、なんてお呼ばれの期待ガンガン飛ばされて、合気道仲間からもわざわざその日に「カフェで会いたい」とのお誘い。まとめてみんなを呼んでもお互い接点は「弓恵という日本人を知ってる」ってことだけ。
どう考えても気を配ることにかけては無駄に天下一品の大和魂、命を削ってのホステス役に徹することになると思いません??
ちなみに、長寿国日本で生まれた私の計画では100歳まで生き延びる予定ですのであと4分の3人生が残っているわけです。家族、親戚に疎まれないようなかわいいおばあちゃんになりたいと思います。と、いうことでまだ人生先が長い。酔っ払いのロシア人を相手に気をすり減らすより、テロリスト(論文テーマ) との戦いに明け暮れたいってのが本音。
でもあれですよ、NOといえない日本人、その日は朝から色んなとこで色んな友達と個別に会ってカフェとか行きましたよ。
で、夜はいつも論文のロシア語チェックしてくれるイーラとジェーニャとでドイツレストランへGO!・・・た、高かった。思いのほか高くてびっくり!ロシア人の誕生日ってつらいのねえ。全部私が払いましたとも。朝から全部。とっても印象的な誕生日。
そしてドイツレストランと言えばビール!ロシアの乾杯の仕方、ご存知の方も多いと思いますがいちいち「○○のために!」って乾杯するから、自分の好きなときにグラスを口に持っていけません。特に今日は毎回 ○○の部分を変えての 「○○のために!」 がやたら多い。私のおカンやおトンのためにならまだいいけど挙句の果てにはオ○ム真理教(論文)デカブリスト(これも論文)、アリストテレス (国家試験) やフクヤマ (これも国家試験)のためにって。私、彼らと個人的なお付き合いしたことないんですけどお(ちなみにアリストさんは2329年前にお亡くなりになっております)・・・ゆっくり自分のペースで飲ませてください。でもおいしかった。久々においしいもの食べました。
ウエイターさんもとっても親切。で、酔っ払いなのか調子付いたのかジェーニャ、おもむろに手を上げて10メートルくらい遠くでお客さんのお皿を下げていたウエイターさんを呼び、一言。「ビールをグラスに注いでくださる?」
「?!」(私) いや、ここホストクラブじゃないんだから、自分で注げよ、デカンタは君の目の前30センチのとこにあるんだから。固まる私にジェーニャ姫いわく「サービスのためにお金払ってるんだからいいのよ」。いえ、サービス大国日本でもそんなサービス要求するような高飛車な客は恐らく稀です (汗) 。
そんな感じでとってもロシアな誕生日でした。今回の写真は25歳、大人の私を大公開の写真でございます。今年もいい女目指して頑張ります!!そしてパジャマのまま引きこもり生活を続けるのでした・・・。