極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
函館から、ウラジオストクから、様々な書き手がお届けします。

3か月の留学を終えて

 3か月のウラジオストク本学への留学は、私にとって初めての海外長期滞在でした。これまで旅行や、短期での留学は経験したことがありますが、3か月、しかも行先はロシア、ということで行く前は期待と不安が半分ずつ、といったところでした。 
 終わってみれば…あっという間でした。3か月という期間は何をするかによって長いか短いかが人によって感じ方は違うと思いますが、私にとっては本当に、1か月位しかいなかったのでは、と思うほどの密度の濃い時間を過ごすことができました。
 
 留学していて一番刺激的だったのは、「ロシア語を学ぶたくさんの人」に出会えたことでしょうか。学校にはいろいろな国の人がいます。中国人、韓国人、北朝鮮人、イギリス人、ベトナム人…それぞれが、各々の目的でロシア語を学んでいます。
 驚いたのは、ロシアに来て初めてロシア語を学び始めたというそんな人たちでも、既にぺらぺらとまるで不自由なく話しているのです。なかにはロシアにきてからロシア語を勉強し始め、わずか2年間でテルキ2級をとったという強者もいます。
 そのような意欲的な学生がいるクラスで学べたことは時に大変な思いもしましたが、刺激され、切磋琢磨でき、留学してよかった!と思える一番良い思い出になりました。(H24年10月~12月留学)

ロシア極東連邦総合大学函館校 ロシア語科2年 平岩 史子